スターウォッチング&観望会

このページではスターウォッチング(全国星空継続観察)と「最接近」の火星 親子観望会について紹介します。


スターウォッチング(全国星空継続観察)


スターウォッチングとは

スターウォッチングとは、環境庁が主催する全国星空継続観察のことである。夜空を観察し、肉眼で観測できる星の数を調べることで日本全国の大気汚染度を調べることが主な目的である。笠岡では我が母校の笠岡高等学校のグラウンドで毎年夏と冬に開催されている。物理部も毎回何人かの部員が参加し、星空を観察したり、他の参加者への補助・支援を行っている。

笠岡市では

場所:笠岡高等学校グラウンド
日時:毎年2回、7月と1月の午後7時頃開始9時頃終了(曇天順延)
参加者:笠岡市内在住の住民
     笠岡市内にある学校の団体
     (我らが物理部、笠岡工業高等学校の天文同好会、小学校のクラブやスポーツ少年団など)
指導:せとうち天文同好会
主催:笠岡市が請け負っている

スターウォッチングでとるデータ

1.参加団体数(都市規模別、団体所在地・観察場所別、のべ参加人数別)
2.参加者数(年齢別、経験年数別、参加回数別、職業別)
3.観察場所周囲の状況(経年変化、参加回数別、職業別)
4.観察評価日の天候
5.天の川の確認状況(経年変化、都市規模別、周囲の状況別、天候別)
6.平均観察等級(全国平均、経年変化、都市規模別、周囲の状況別、天候別、天の川確認状況別)
7.夜空の明るさ(全国平均、経年変化、都市規模別、周囲の状況別、天候別、天の川確認状況別)
8.同一場所での平均観察等級経年変化
9.同一場所での夜空の明るさ経年変化

――――参加者は双眼鏡を覗き、見えた星を配られたシートに記入する

他に行われるイベント

せとうち天文同好会(清水氏:物理部顧問)による天体に関するお話や説明
設置した天体望遠鏡で様々な惑星(木星、土星など)を紹介

また参加者には星座版やジュース、コーヒーが配られる

 

 


「最接近」の火星 親子観望会

一通のEメールからこの観望会の企画は突然始まりました。(Leonidsのパクリです)


-----Original Message-----
差出人 : Tsukasa Shimizu
宛先 :  Kensei Suzuki
日時 : 1999年
4月28日 22:35
件名 : 物理部親子観測会の企画

火星の最接近時が近づいてきました。5月8日に美星天文台の占有観測を希望していたのですが却下されました。そこで5月1日の土曜日に物理部の生徒と保護者による親子観望会を計画したいと思います。当日、夕刻7時30分に学校を出発して8時から夜の10時ごろまで実施したいと思います。金星から始まって月、火星、連星などいくつかの天体を観望、ビデオ撮影、写真撮影したいと思います。火星の接近に敬意を表して火星面の大シルチスなどの模様は是非見たいと思います。部長の鈴木君は至急部員に呼びかけて親子、あるいは兄弟、家族で参加できる希望者をまとめて下さい。もちろん1人でも良いですよ。(後略)


鈴木健正部長(任期1997〜1999年)の話

「えーと、今現在が4月28日の夜、明日(29日:みどりの日)は休みで、あさって(30日)部員みんなに呼びかけて(参加概要プリントも作って)、5月1日に参加者名簿まとめて、そのまま観望会突入・・・ふぇ?

ぎりぎりじゃん!今日メールチェックしなかったら終わりだった・・・。

いや、しかも美星までの交通手段も確保(=各保護者に車を出してもらうことを)しないといけないし・・・うわーっ、参ったな。」

私がキーボードの前に倒れたのは言うまでもない。

物理部部長は大変なんだぞ!こんなことに屈するようなヤツには絶対つとまらんぞ。「部長なんか誰にでもできる」とか「俺のおかげで部長が存在する」などと無責任な発言している君たち! 

でもまぁいいんです。物理部部員の保護者は皆さん理解ある人達で助かったし、清水先生のこの行動力なしには今の物理部は存在しないんだし。OK、OK。(^^;)


1.観測場所:岡山県小田郡美星町黒木せとうち天文同好会観測所
          34.6°N  133.5°E

2.観測日:1999年5月1日

3.観測対象:2年に一度地球に最接近する火星。(大シルチス、北極冠等) 及び月のクレーター。

4.参加部員、( )は帯同した家族

3年:鈴木健正(母)、藤井  善(父)、大山丈晴(弟)、芋谷省吾、松浦健一、渡辺充弘(母、妹)、田辺和男、釆女紀之、瀬嶋   真(母、妹) 

顧問:清水先生(夫人)

以上18名

5.観測風景

8時30分、学校に集合、車4台で連なって出発。途中一番前の先生の車がスーパーに止まる。後ろの3台は訳も分からずスーパーの駐車場に入る。出てきたのは先生の奥さん。みんなにペコペコしながらスーパーに駆けいる。そして数分後、善親子の車がどっかいっちゃった。善パパは短気なのか?そしてもう数分後、奥さんがスーパーからまたもやペコペコしながら出てくる。どうやら参加者の食料を調達してた様だ。ご苦労様。

そして再び車を走らせて9時頃、いつもの観測所に到着。スーパーで逃亡した善親子は既に我々を待ちかまえていた。先生が星座や惑星の説明を始める。みんな「わぁー、きれーい」と空の美しさに感激。

火星が見えないので先生はドームの天体望遠鏡をにあわせる。覗き込んでみると月明かりで眩しい。でもクレーターがはっきり見える。

しばらくはみんなで空を観る。母親達は臨時井戸端会議を開催したり、部員達は談笑したりとリラックスムード。善パパは車に引っ込んだらしい。さっきスーパーで調達したお菓子や飲み物を先生の奥さん瀬嶋君の妹がみんなに振る舞う。瀬嶋君の妹は世話好きだ。大山君の弟ともすぐ親しくなる。反対に渡辺君の妹はとても恥ずかしがりや。それにすっごく物静か。前述した大山君の弟はとても元気でハメをはずさない程度にやんちゃ。でも大山君を終始叱っていた。

10時頃、メインイベント、望遠鏡で火星を覗く。
先生 「大シルチスや北極冠、そう白いヤツ、見えるか?」
みんな 「みえました」 「見えた」 「あった」
部長など一部 「みえん」 「えー」 「わからん」

と、いうわけで月や惑星を十分堪能して11時頃学校に戻りました。

marsnear2.jpg (9795 バイト)

空を見上げる参加者一同
左の建物が先生のドーム
(通称「つかさドーム」)

marsnear1.jpg (9470 バイト)

談笑する部員達

marsnear3.jpg (2267 バイト)

月もきれいでした(デジタルカメラで撮影)

6.マスコミの反応

山陽新聞1999年5月7日

記事内容

最接近の火星堪能  笠岡高物理部
 約1年10カ月で太陽の周りを1周する火星が、今月に入り地球に最接近している。2年2カ月に一度の現象で、普段はなかなか見ることのできない表面の細かな模様が、口径十センチ程度の望遠鏡でも観測できる。今月末まで楽しめるという。
 火星はこの時期、午後8時ごろから南東の空、おとめ座のスピカの東隣で赤く輝き、望遠鏡をのぞけば、赤道付近に広がる三角形の薄黒い「大シルチス」や白く凍った二酸化炭素が薄く積もった「北極冠」など、代表的な模様が観測できる。
 貴重なチャンスとあって、笠岡市笠岡の笠岡高校物理部(鈴木健正部長)はこのほど午後8時から11時まで、美星町黒木のせとうち天文同好会黒木観測所で観測会を開催。生徒や父母ら25人が31センチ反射望遠鏡をのぞき込み、火星面の模様を堪能した。顧問の清水司教諭は「公共天文台などでは望遠鏡を貸し出しているので、興味のある人は一度星空を見上げてみては」と話している。